教育プログラム

未来へ踏み出す力を、さらに伸ばすために。

《SEEDプログラム》は、自分の中に眠る力を見付け、丁寧に伸ばしていくための6年間の学びです。

まかれた“種”は、愛と信頼に満ちた環境の中で、やがて芽を出し、大きく花ひらいていきます。
確かな学力を土台に、考える力や表現する力も育てながら、自信を持って未来へ歩み出せる力を養います。
礼拝や聖書の言葉にふれながら、自分と向き合い、人とつながる力も育んでいきます。
新しい自分に出会うための、静かで力強いスタートです。

教科書では学べない。でも大切なこと。

自主性を育て、自己肯定感を高めながら、自分も他者も幸せにできる力を身に付けるために、毎日の礼拝、聖書の授業、労作の時間をとても大切にしています。多くの生徒、保護者の皆さんが、心の成長と行動の変化を実感しています。

礼拝で学ぶこと

本校の一日は、毎朝の礼拝から始まります。生徒も先生も共に姿勢を正し、神様の前で心を整えて、聖書の言葉に耳を傾け、讃美歌を歌い、祈りを捧げます。先生方が日ごとに順番でお話をされるメッセージを通して、多様な生き方について学び、考える豊かな時間となっています。

聖書から学ぶこと

週に一度の聖書の授業では、キリスト教の価値観や世界観などを学びます。聖書の時代と現代の日本、時や場所を超えても変わることのない人を生かす言葉との出会いを通して、私たち自身について考えます。

労作から学ぶこと

命の大切さに触れる「農場労作」、奉仕の心を育む「施設労作」など、汗を流して働く体験から、自然や命の大切さを実感し、他者への思いやりや感謝の心を育みます。作物が実る感動、誰かのために役立つ充実感。身体を動かすことで一番動くのは、きっとあなたの心です。

徹底的に基礎を固めて伸ばす

学力の基礎を固める

誰も取り残さない授業フォロー体制

毎日出される英語・数学・国語の課題を行うことで、一人一人の理解度を常に確認。苦手や不理解を見逃しません。「質問机」や補習などを活用することで、確実に学力を向上させていきます。​


主要教科の時間数でも学びをサポート​

5教科の中でも、特に柔軟な思考力や表現力が必要とされる英語・数学・国語は、公立中学校に比べて約1.4倍もの授業数を設けています。変化を続ける大学入試に対応すると同時に、社会が求める力も養います。

徹底的に繰り返して伸ばす

毎日の授業を大切に

学びの基本は毎日の授業にあります。この時間ですべて覚える、そんな気持ちが大切です。また、学びは繰り返すことで深まり、定着します。本校では「CHEERサイクル」によって、授業・家庭学習・テスト・面談・再挑戦を積み重ね、生徒の力を着実に伸ばしていきます。個別面談で苦手なことにも粘り強く向き合い、一人一人の可能性をじっくり育てていきます。

中高一貫だから、無理なく伸ばせる

高校受験で、学びが途切れない。それが中高一貫教育の最大のメリットです。段階的にレベルアップするつなぎ目のない学びで、無理なくチカラを伸ばします。

国際社会・多様化社会に生きる

国際化・多様化が進み、急速に変化する現代を生き抜くためには何が必要だと思いますか。共通言語としての「英語」は、意思疎通を図るうえで欠かせません。まずは、コミュニケーションツールとして英語を使ってみよう。それが必ず、君たちの適応力や対話力を高めてくれるはずです。

英語イマージョン|体育/音楽

「イマージョン」とは「浸る(ひたる)・つかる」という意味です。英語ネイティブ教員が、英語だけを使って体育や音楽の教科を教える授業です。「英語を学ぶ」のではなく「英語にどっぷりつかる」ことで効果的に英語を体得します。教科と英語能力の両方を効果的に習得できます。

オンライン英会話

英語の授業では、タブレットを用いて、リアルタイムで外国人の方と1対1で会話するオンライン英会話を行います。英会話の内容は専用の教材に沿って行われます。

国際教育

アジア・アフリカからの研修生や韓国のクァンソンドリーム中学校の生徒たちと英語でコミュニケーションを取り、地域ごとの社会課題などについて学びます。

英語ネイティブ教員による授業

ネイティブ教員による授業も実施しています。生きた英語の発音や自然な表現に触れられ、英語への興味や実践的な力が身に付きます。

知識重視型から思考力・判断力・表現力重視型へ

本校には、ユニークな教育活動がたくさんあります。少人数だからこそできる「自分たちで作る行事」を通して、PDCAサイクルを回します。自分たちで「計画」を立て、「実行」し、「振り返り」、次につなげる「更新」をすることで、「思考力・判断力・表現力」を高めます。

進路講話

中1から進路に対する意識付けを図るため、成長段階に応じた進路講話を開催します。講師には、学問研究や実地活動に携わる方など、多様な職種の方を招いています。また、大学に進学した卒業生を招いて、受験体験や入試対策などを語り合う「卒業生と語る会」も行っています。

卒業生と語る会

SEED(総合的な学習の時間)

建学の精神である「自分のようにあなたの隣人を愛しなさい」を具現化する活動を実施します。中1では、ピアサポート活動を中心に、自分を大切にし、他者を思いやる心を育みます。中2では、聖隷探検隊を行い、聖隷の事業について見て・聞いて・体験し、働く意義や生き方について考えます。中3では自分探究を行い、自分の関心があるものをとことん追究し、「隣人愛」を今後の自分の歩みにどのように生かしていくことができるかを考えます。

実験・観察が充実した理科の授業

本校の理科の授業では多くの実験・観察を行っています。目で見て、手と頭を動かしながら学び「実感を伴う理解」を得るためです。質の高い実験を数多く行うために、専門性の高い実験助手がきめ細かくサポートします。

未来のテクノロジーに出会う体験

校外学習や特別授業を通して、ドローンやAIなど、未来の技術にふれる体験を広げています。 実際に見て学ぶことで、好奇心と学びの意欲が育ちます。 

活発な生徒会・委員会活動

本校の生徒会・委員会活動は生徒自身が企画・運営しています。先輩から引き継いだ行事はもちろん、その年の生徒会・委員会の生徒が中心になって、みんなでチャレンジしてみたいことを提案し実行します。

中・高・大連携プログラム

看護・医療・福祉系大学への進学を希望する生徒を対象に、聖隷クリストファー大学の教員から話を聞ける本校ならではのプログラムや、中学生対象の「いのちの大切さを伝える授業」などがあります。

大学見学ツアー

中3では聖隷クリストファー大学、高1では県内をはじめ首都圏への大学見学ツアーを実施。実際に大学に出向き体感することで、学習への意欲を喚起し、受験や進路に対する意識を高めます。

ピアサポート

ピア(peer)は「仲間」を意味する言葉です。仲間と支え合い、協働して取り組む中で、自分を認め、他者を認め、互いの違いを尊重しながら、多様な価値観や考えを受容できる「共生の力」を育んでいきます。