高2 研修旅行 四国コース④

四国コース4日目は、高松港からフェリーに乗って直島へ向かいました。フェリーから眺める瀬戸内海と島々の景色はとても美しく、あっという間に直島へ到着しました。

直島では、まずベネッセアートサイトのミュージアムを訪れ、グループに分かれてじっくりと対話型鑑賞を行いました。その後、草間彌生の黄色い南瓜を通り、海辺を散策しながら本村地区へ移動。家プロジェクトを巡り、お気に入りの作品を見つけて感じたことを共有するワークショップを行いました。他者との感じ方の違いを楽しみながら、新しい視点に気づき、学びを深めることができたようです。それぞれが現代アートの楽しみ方を発見する貴重な時間となりました。

夜は讃岐麺業で美味しいうどんをいただきました。

以下、生徒の振り返りの一部を紹介します。
「周りの人を配慮した落ち着いた行動を心がけることができて良かった。落ち着いた行動をすると全体を広く見ることができて、次に何をすればいいのかを考えて余裕のある行動ができるようになれた。」
「対話型鑑賞を通して、絵を一目で判断せず、いつもより少し長めに鑑賞してみると、人それぞれの解釈が生まれるのだとわかった。」
「同じ作品でも見る人が違えば見え方も感じ方も違ってくることをよく理解しました。でもこの違いはすごくおもしろくて『そういう見え方もあるのか』と、自分の学びを深めることができました。」
「誰一人同じ考えを持つ人がいなくて、新しい視点に気づくことができて楽しかった。直島での自由行動では、挨拶をきっかけに住民の人と話すことができた。普段はあまり考えずにしている挨拶が、人と人との距離を縮め、良い人間関係を築くうえで大切だと学んだ。」
「私は角屋が特に楽しかった。部屋の中に水が張られていて、中のカウンターが光っていた。カウンターによって数字が変わるスピードや色が違い、時間の感じ方は人によって違うということを表しているのかなと感じた。」
「帰りたくない気持ちが強いですが、楽しみ尽くせるようにしたいです。」